数日前の新聞記事から。
味覚:「辛み」「苦み」若者敬遠 好みは「マイルド」、成熟せず成長か
甘党かつ辛党かつ酸味党かつ苦味党な自分は、味の中性化をもっとも恐れていたりします。
海外のお菓子を食べるとやたら甘かったり、東南アジアの料理を食べると香草のキツイ味が襲いかかってきたりしませんか。
それもそのはず、もともと日本の料理という のは薄味傾向なのです。
京懐石なんぞ、うっすーーーい筍のつけ汁に浸った素麺が平気で出てくる。
それなのにこれ以上薄くしてどーすんだと。
私の場合、寿司にサビなんぞわざわざ塗ってもらうのも悪いんで、お椀に山盛りがあると嬉しいですね。バターナイフで適当に分けとって醤油に溶かします。それぐらい辛党。
もちろん金つば(京都のが一番おいしい)も好きだし、甘党でもあります。ケーキだって喜んで。
記事の中に『嗜好の偏りは、子どものころからの食生活を反映していると思う』とあるけど、辛いものばかり食べて育ったわけでもない。思い当たる理由といえば、お酒好きは辛党と言われてるから、そのせいか。
でも、辛党かつ甘党というのはあまり聞かない。お酒好きでも、辛口焼酎の好きな人はウイスキー(特にコニャック)を好まない人が多い気がするし。まあ、お酒好きと言っても晩酌とかしない人なんで(発泡酒とかビールとか、もはや『麦茶』なので諦めてお茶飲んじゃう、本気で)、飲んでも週1だし、実は『辛党だからお酒好き』なのかも。
これから市場に出回る食品が薄味傾向になったら悲しいなぁ…。

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