100回狩ったクンに指摘する10000回狩れクンへの指摘

ROに対するモチベが上がらず、酒と焼肉に逃避する日々となってしまったため、愚痴日記(普段コレ非公開で書いてるんですが)のうち、有用と思われる記事をちょこちょこ公開します。

LiveROあたりを見ていると、

『100回狩ったところ、1個ドロップしたから、ドロップ率1%ぐらいじゃね?』

という意見に対して、

『10000回狩ってから言え』

と、一見マトモそうなことを言ってはねつける輩が見受けられる。

こういう、とりあえず大きい数字である10000を言ってやればいいだろう、へへっ、と考える適当な人間になってはいけない。あまりに低能で恥ずかしすぎる。

何回狩りをしたらドロップ率が断定できるのかは母比率の区間推定をすればわかる。

有意水準 α 、予想される確率 P、許容誤差 δ としたときの、最低限必要な試行回数(サンプルサイズ)の計算式は以下のとおり。(簡単のため、検出力を0.5とする)

ここで信頼率 (= 1 – α) を 95% とすると α = 0.05、標準正規分布表から Z(0.025) = 1.96 とわかるので、予想される確率 P = 1.0% 、許容誤差 0.1% のとき、『1%じゃね?』と主張するのに必要な狩りの回数 n は次の計算で求められる。

つまり、10000 回狩っても不十分で 38032 回狩らなければ確かな結果が得られない。

だから、

『38032回狩ってから言え』

と返してやればいい。

Comments are closed.